置いてみたくなる携帯電話
これはとあるコンテストに応募した、スーパーカーみたいなガラケーです。ちなみにCG制作は牛久の現代アーティスト斉藤 剛氏。
モービルモバイル -AutoMobile MobilePhone-
コンセプトはモービルモバイル。当時ガラケーは薄型、小型などほぼあらゆるデザインが出尽くしていました。「これを胸元のポケットから取り出し、カウンターに置いてみる」というシーンを想像して創作を巡らせました。
ちなみにスティーブジョブスがiPhoneを発表したのは2007年。このコンテストが開催されたのは2009年です。
フロントのライト、フリップの赤い部分はもちろん光る想定です。メールの通知とかで点滅したり。当時ガラケーのイルミネーション機能、やたら充実していたのを覚えています。
いかに考え方が古かったかが分かります
ちなみにこちらは選外だったのですが、受賞作はエコやエデュケーションがコンセプトのものでした。それすら今思えば、全く的外れでした。
受賞作も私も全くスマートフォンの台頭を予測できていませんでした。この後の「スマホ」のブレイクは言うまでもないでしょう。
スーパーカーというモチーフは、未だに「スーパーカー」が富裕層に対してきちんと支持を受けている事を考えるとナシではなかったのでしょう。
ただ、未来のケータイはデザインではなく、「ユーザーエクスペリエンスだった」ということが後になって証明されました。
今だったらこのデザイン。スマホカバーとしてならどうでしょう?
どなたか作ってみませんか?