台湾で十日間出張レポート
台湾に10日間仕事で滞在した時のレポートです。仕事の内容はちょっと詳しく書けないので、合間の観光と雑感を中心にご紹介します。
もし、これからビジネス、もしくは観光でも台北に行く方は、斜め読みしてもらえれば、雰囲気は掴めるかも知れません、と言うコトで。
私的に台湾は初めてでした。空港は松山で、仕事では台北での滞在だったので主に北部でございます。
まずは台北101
まず目に飛び込むのは台北101でした。一緒に居た仕事仲間の人と「なんで101って言うんですかね?」「高さが101mだからかな?」などと間抜けなことをいいながら、タクシーの窓から見上げつつ初日は即仕事となりました。
台北101は、実際には504mの101階建てのビルディングで、2005年に展望台がオープンしたとのこと。
まあ、日本でいうところのランドマークタワー(横浜民なので)的なもので、オフィスなどが入って、下の方はショッピングが楽しめる複合商業施設なので、基本混んでいます。中国からの観光客で夜でもごったがえしております。
鼎泰豐(ディンタイフォン)の小籠包
ここでは、展望フロアに行かず、ディンタイホンの小籠包をひたすら初日から食いまくり、甘いおこわも大量に食い、いきなり腹の調子が悪くなりそうだなあとホテルに戻りました。
これはドルチェなのですが、おこわです。でもデザートなんです。
ディンタイホンは後に横浜にもあると知って、ありがたみは少なくなったが本場とでは味が違うはず!と思いたい。
次の日は天津のファミレスみたいなところで、これまた食べまくって、噂のマンゴーかき氷もほおばり、台湾ビールを飲みまくり、これはヤバそうだな(お腹が)と思い次の日に体調悪化の一途をたどりました。
このあたりで、台湾ビールはビンビールで、なぜか小さめのコップで飲むというのが基本スタイルなのだと気づきます。日本の基本スタイルである「とりあえず生」ビールがないのです。
永康の牛肉麺(ヨンカン・ニウロウミェングァン)
3日目にして、現地にオフィスを構える日本人が経営するプロダクションの方にいろいろと案内されました。
「牛肉麺」は好きですね。個人的には。見た目ほど辛くはないですが、香辛料の独特な使い方は好きな人は好きですが、ダメな人はダメだと思います。ここはちょっと並んでいましたが10分くらいまって案内されました。
まあ、海外旅行あるあるのなんでも最初は美味しいんですが、どうしても味付けと香辛料の使い方の違いから身体は正直に反応しております。「ん?お前はなぜ、急にこんな普段食べないモノを大量に食っているのだ!」と胃と腸が怒り始めたのもこのころです。
主な仕事場は台北近辺なので、いうならば大都市部です。そこで気づいたのですが、スーツを着ている人が基本少ないです。WEBによると台北101のオフィス環境は最先端だそうです。
となると、日本で言う丸の内あたりを闊歩するバリバリのスーツ姿の見るからにデキそうなビジネスマンが見当たらないです。夕方のラッシュ時と思われる時も見当たらなかった…。
台湾は基本は暑くてじめじめしているので、例えばこういう風土でスーツをバッチリ決めてネクタイを締めるというのは結構厳しい。のはわかります。同様に沖縄のスーツがかりゆしウェアみたないもんな感じです。
なので、何気なくすれ違っている人たちがみなビジネスマンなのだろうか?というと、そんな風にも見えない。まあ、これは一種のバイアスかも知れない。
明らかに電車に乗っている人の若者の割合が多いです
台湾のバリバリビジネスマンはどこにいるのか?
と言う疑問と共に、移動は地下鉄をよく使いましたが、電車に乗っている若者が多い。
これは、日本に比べて明らかに多い。
いや、これが普通で、日本が超高齢化しているのを改めて実感したのです。
白木屋に行く
そして、もはや日本料理が食べたくて、白木屋に行ってものすごい美味しさにびっくりした。(ただ単に日本料理が食べられただけなのだが、半パなく美味しかった)
あと、総じて台湾の日本外食チェーンは値段が高い。日本の白木屋の140%くらいハイプライスでした。
その他の台湾外食も基本、日本と比べると安くはないのです。
そう、ここでまた気付いてしまいました。
日本の物価は実は安い
特にファストファッションとファストフード。日本の飲食物価は安いのです。そして美味しい。
しかし、これは日本の飲食業界の闇を浮き彫りにしています。食料自給率が低いくせに、食料廃棄量は世界屈指。それは、飲食物価が安いということに一つの原因があると考えてよいでしょう。
そう、日本では「食べ物は安くて、いくらでもいつでも食おうと思えば食える。」のです。なので、食べ物に対するありがたみがないのです!
と、話がそれました。
観光はまだまだ続く
中正記念堂と故宮博物院
あとは、いわゆる観光地として、中正記念堂と、故宮博物院を見ました。故宮博物院は、蒋介石と白菜です。
中正記念堂はやはり衛兵でしょう。ここは有名なので他でもいろいろと紹介されていると思うのでさらっと。ザ・観光地です。
北投温泉(ベイトウ)
そして、これは行っていかがなものだったのかという温泉の北投(ベイトウ)。
まず、ドコモ水着着用という時点でテンションが下がった。
が、それはご当地ルールなので、基本は箱根湯本クオリティを求めてしまっていては全く歯が立たず、温水プールクオリティなワケであります。
ここでは温泉で山地の風景など眺めつつラーメンを食って帰りました。あまり深くは掘り下げずに次へ。
士林夜市
ここも有名な場所ですね。面白いんですが、おっさん的には楽しめないというのが私の意見。夜市は若者が楽しむところですかね。
おっさんは隅の方の飲み屋で一杯やっていれば良いということと、生ビール片手にちょいちょい謎の肉片をつまんだり、時にフルーツを食ったりすればいいのだが、いかんせん生ビールがない。
そして、その独特な匂いが私はダメだった。なので、地下街はきつかった。ただ、ダンツー麺は美味しかった(というか味がさっぱりしているというだけなのかもしれない)。
そして、夜市に訳あって昼間に行ったのだが、全くお店がやってなくて、「そりゃ夜市だからなあ」と腹落ちしたが、いくらなんでも3店に1店舗くらいは営業してはるんじゃないの?と思って行ったが、全くやっていなかった。
やっているのはおそらく日本から進出しているコンビニくらいだろう。
コンビニはたくさん
コンビニというキーワードが出たので、言っておくとコンビニは豊富です。セブンとファミマはたくさんあります。写真の通り、かなり日本のまんまです。
これは東南アジア全般にも言えますが、比較的他の方も記事に書いているので、そちらをご参照ください。日本のアジアコンビニ戦略は、それはそれは頑張っています。
日本と違うのはビニール袋が有料だということくらいです。そして、有料のビニール袋は頑丈だったということくらいです。
茶藝館の紫藤廬(ツートンルー)
あと、茶屋(茶芸館=茶藝館)にいきました。やはり、お茶でしょう!ここツートンルーは古い日本家屋を流用しているそうです、妙に居心地良し。
3つの味が楽しめるというセットを店員に勧められるがままにご堪能しました。
ここは畳が落ち着いたせいか、日本の右な話で盛り上がり、結構長居。おっさん3人で茶房に長居。
グルメ的には京鼎樓(ジンディンロウ)
写真はトーロンポー。白菜博物館にもあるやつ。これは、美味しかった。京鼎樓はこれまた恵比寿にあると聞いて…と思ったが、本場違う!はず。
まあ、基本全部美味しいんですが、日本食が一番美味しいということに気づかされたことも海外あるあるの事実であった。
まあ十日間という微妙な期間だった(いわゆる飽きと慣れが来る)のと、私自身が普段から薄味派と言うのも要因でしょう。
台湾(台北中心)観光まとめ
以上10日間滞在した全くの私見でまとめますと
- タクシーが安い。
- ・漢字で普通に日本語読みしても全く通じない。当たり前。
- 食べ物はそんなに安くないが美味しい。というか日本が安すぎた。
- 幹線道路の近くは排気ガスがやはり気になる。
- 親日は確かにある。
今の日本が忘れたJapanese Mind
ある夜タクシーの運転手は突如、森進一の「おふくろさん」をいきなりBGMとしてかけだして、我々の度肝をぬいた。
そも後は親日話の辿々しい英語で盛り上がった。
日本はアジアでハイアーだと、運転手は繰り返し言った。
それに恥じぬよう日本人として生きていきたいと改めて思った台湾レポートでした。