可憐なお花でしょ?何ていうか分かる?

私の運営するサイトで、「みどりの鳥」というサイトがあります。ありがたいことに、2013年から続いており、現在では1000記事以上を掲載しています。

ブログやサイトを運営していると魅力的なコンテンツをいかに作り続けることが出来るか?が非常に重要です。逆にいうと「継続的に作り続けることが出来るテーマを選ぶこと」になります。

イソシギという鳥です

なぜ野鳥をサイトの題材にしたのか?

きっかけは「シメ」という鳥を知ってからでした。

この世にシメという名の鳥がいたのか!ということに驚いたのです。「シメ」と聞いてどんな野鳥か頭に浮かんだ方は、鳥好きもしくは自然に興味を持つ方でしょう。

そしてその鳥は、身近な公園にいました。この体験から、普段身の回りにどれだけ名も知らぬ鳥たちが飛びかっているのか?

ということに興味を持ち、もっと言うと、虫しかり、花しかり、樹木しかり、魚しかり。気づけば、

身の回りにいる野生動植物を意識しなさすぎている

という現実に気づいたのです。

都市化という名の自然排除

では、なぜ私たちは野生の動植物を遠ざけてしまったのでしょう?

都市部は人間以外の生き物を排除する傾向にあります。なぜなら都市とは制御されていなければ成り立たないからです。人間はルールにのっとってかなりの部分が制御できます。あとはほとんどがシステマチックに制御できます。機械などは、ほぼ正確に制御でき、今となっては遠隔でITでも制御できます。

ゆえ、都会には動物(ペットは制御可能として)や虫という存在がやっかいになってくるのです。

動物や虫は基本的に制御不能だからです

蝶々

制御不能という意味では幼児や子供も含まれます。子供は突拍子もない行動をするからです。都市は子供に優しくない環境になりがちです。都市が災害に弱いのもこれしかりです。とにかく突発的で制御できないものを「重視していない」のが都市なのです。

制御不能なものを排除した都市で、働いたり暮らしていると、制御不能な動植物に巡り合う可能性は低くなります。ゴキブリやハトや、カラス以外の動植物に無関心になっていくのです(どちらかというとゴキブリやハト(正確には土鳩)やカラスは向こうから人間に寄り添ってきています)。

銀座線の電車内にちょっとでかめの「蛾」とかが入ってきたことを想像してみてください。ブンブン飛び回ったりしたらもう大パニックです。「蛾」は制御不能だからです。

身近に暮らす他の生物に目を向けよ

もっと、私たちは身近に共生している動物、生物たちを意識した暮らしをする必要があります。

都会で野菜や穀物を育てたり、ビルの屋上や窓に草木を植えたりして、仮初めの緑化うんぬんかんぬん言っています。

それももちろんよいでしょう。が、草木が育てば必ずそれを食す昆虫や動物が集まる。その虫やら動物やらは要らん!というのはあまりにもワガママではないでしょうか?

今後も都市化を進めるうえで、それらを加味しない、完全制御可能なものを目指し、制御不可能なものを排除し続けるのは無理な話です。

まじめに都市と田園の共生を考えなくてはならないと思うのです。

ヒートアイランド?とか言っているなら、緑地化と同時に、虫や動物も受け入れなくてはならないはずです。LEDの光をあびて土のない野菜ばかり眺めていて、エコね~とか言っていてはいけないはずです。

そう感じたから野鳥情報サイトを立ち上げたのです

鳥は特に木の上や空を飛んでいるので人が気が付かない場合が多いです。また犬や猫のようにそんなに大きくなく、素早く移動するので、見つけるのが難しい。

まあ、彼らは見つからないように暮らしているのですが…

上空を飛ぶ、いつもぼくらを上から眺めている鳥たちの、名前や生態を知っておきたい。いや、知っていなくては失礼ではないか?

そんな「みどりの鳥」に載っている鳥たちが将来にわたって増え続けることを願って続けて、1000コンテンツを超えたのです。

サイトのコンテンツは最初はただ、「こんな鳥をみたよ」という稚拙なものからスタートしましたが、後に私の観察経験に基づき、「初心者目線」と「玄人をざわざわさせる一言」をコンセプトにして、継続しています。

ここでようやく

WEB Brandingにおけるコンテンツの継続性

ハクセキレイ

が重要かが分かりました。もしあなたが何かブログやWEBサイトを立ち上げるのであれば、そのコンテンツは継続性を持っているか?を考えてみてください。

コンテンツに継続性がありそうだ、と判断したなら、次はそのコンテンツを作り出すのは大変か?容易か?を考えてください。

コンテンツはある程度の量が必要です。つまり一つのコンテンツを作り出すのが非常に複雑で、時間も手間もかかるものであれば、継続性は結果として厳しくなるでしょう。

時間も手間もかかる珠玉のコンテンツを5つくらい…。と考えているのであれば、同じような珠玉のコンテンツを10くらい、あるいは100くらい作れる方に負けてしまいます。大手が参入してくればあっという間に駆逐されてしまうかも知れません。

要はそのコンテンツ(テーマ)が好きか?

まあ、最後はこれでしょう。そのテーマが好きであれば継続性はぐんと上がります。コンテンツに行き詰まった時も、好きであれば頑張ってひねり出すことができます。

コンテンツを作る、ある程度のイージーさ、そしてそのコンテンツが好きであること。これがWEBサイトで情報を発信し続けられる継続性につながり、ブランディングになる、と考えています。